Dance Dance Dance - イギリス生活奮闘記 -

踊るんだよ。踊り続けるんだ。音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。音楽の続く限り。

スペイン旅行記 - 最後の朝食とコロニア・グエル教会堂と自分のルーツ

昨日はフランス相手にオランダが4-1と大勝。
物凄く気分がよい。今年のオランダ、きてます、マジで。

2点目の起点となったハーフラインくらいでファン・ニステルローイがやった華麗な足技と、3点目のロッベンの角度のないところからの弾丸シュートに酔いしれて、昨日は記憶がなくなるまで飲んでしまった。
あと、オランダの真骨頂であるフィールド全体を使った(どんだけパス回すねん!的な)華麗なるパス回しも堪能できて、大満足。(特に前半、一つめちゃくちゃきれいなパス回しがあった)


と前置きはこのくらいにして、やっとスペイン4日目。
(参考)
- 念願の夢叶う、スペイン旅行
- スペイン旅行記 - ジローナとナポレオンとライアン・エア
- スペイン旅行記 - ジローナと中世の街並み
- スペイン旅行記 - バルセロナの夜景とアフロと至高のパエリア
- スペイン旅行記 - FCバルセロナとカンプ・ノウとおかん
- スペイン旅行記 - 観光バスとカサ・バトリョとコロッケ
- スペイン旅行記 - サグラダ・ファミリアとステンドグラスとバスケット・ボール

ついにバルセロナ最終日。
朝、庭にあるテーブルには、おいしそうな朝食が用意され、優雅に食事。天気も最高。
Barcelona 5-1

この日は、ジョワキンの車で、前の日の観光バスで行けないようなところへ連れて行ってもらった。
まずは、このガウディ建築の最高傑作との呼び声も高いコロニア・グエル教会堂

そもそも自分がスペインへ行きたかった理由は、小さい頃に観たテレビのドラクエ特集で、そのルーツがスペインの中世の街並みにあるという事実を知り、その時に映し出された映像がずっと頭の中に残っていたからである。

そして、その時に恐らくこのコロニア・グエル教会堂も映っていて(多分。はっきり覚えていない)、そこに皆の反対を押し切ってまでここにこだわった理由がある。
この場所が自分のルーツであると言ってしまうのは少し言いすぎかもしれないが、その中の(ほんのではあるが)一部であることは確かである。

このコロニア・グエル教会堂は、バルセロナ市内から車で1時間ほど行ったところにあるため、少ない残り時間を考えると、ここまで遠出するのは得策ではないというのと、もうガウディいいじゃんという雰囲気に、ジョワキンと相方がなっていたのだが、ここはどうしても行っておきたかったので、半ば強引に連れてきてもらった。

しかし、後に自分の選択は間違いではなかったことが証明される。

コロニア・グエルは、教会だけではなく、その辺り一体が工場の職員の居住区になっており、そのエリア全てが観光地となっている。
ただ、観光地というより、どちらかというとローカルな村みたいな感じで、一つポツンとある観光案内所みたいなところでチケットを購入し、教会へまっすぐ足を運ぶ。

この教会、実は未完成で、下の部分しか完成していない。(一応上にも登れるが何もない)
Barcelona 5-11

そして、その入り口がこれ。何ともいえない形をした柱である。絶対こんなの作れないっす。
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中に入ると、言葉を失うくらいの美しい天井が姿を現した。
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ガウディの真骨頂ともいうべき曲線美がこれでもかというくらい盛り込まれている。
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この螺旋状になっている窓際も美しい。
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ステンドグラスは、蝶をモチーフにしており、羽のように開く。
係りのおじさんが窓を開けている様子を見る事ができたのだが、その開き方がかわいすぎる・・・
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ちなみにそのステンドグラスを外から見ると、こんな感じ。
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小物もいちいちこだわっていて、椅子も普通でない。つか欲しい。
Barcelona 5-7

しばらくガウディの世界に浸っていると、地元の美大の生徒らしき一行が大量に入ってきて、生徒は椅子に座り、先生が前でしゃべりはじめた。こんなところで超一流の作品を前に勉強できるなんて生徒は幸せだ。

もちろんスペイン語なので、さっぱり分からなかったのだが、ジョワキンに何しゃべってんの?と聞くと、なんか今月末に試験があるのでその説明をしていたらしい*笑
その後もしばらく一緒に聴講し、ジョワキン経由で色々説明を聞く事が出来た。

後ろで立って聞いていたのだが、途中皆が一斉にこちらを見たので、なんだ?なんだ?と思ったのだが、ジョワキンが小声で「邪魔だって!」と教えてくれたので、慌ててその場を離れた。
後で聞いた話によると、先生が、「あっちにあるのが・・・今そこに経っている日本人の後ろにあるのが・・・」と冗談で言っていたらしい。どおりで皆クスクスと笑っていたわけだ。


時間がなかったので、この教会を見ただけでここを去ったのだが、それだけでも十分に価値があったことは他の二人も認めてくれたようで、少しうれしかった。
個人的にはここが今回の観光の中ではベスト。サグラダ・ファミリアも凄かったが、あまりにもスケールが大きすぎたのと、かなりの部分がまだ工事中で、その工事中ぶりが露骨すぎて、ちょっとなぁという感じが否めなかった。

こちらは身近な分、その細部を堪能することができたし、静かで落ち着いていて、雰囲気がすごく出ていて良かった。
市内からは少し離れているが、時間を取って行く価値は十分あると思う。

その後、コロニア・グエル教会堂を後にして、再び車へ乗り込み、バルセロナの山の方へ向かった。

(もう少し)続く

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