Dance Dance Dance - イギリス生活奮闘記 -

踊るんだよ。踊り続けるんだ。音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。音楽の続く限り。

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上原ひろみ in London

予告通り、日曜日に上原ひろみのライブに行ってきた。

元々彼女がこっちでライブをやるなんて知らなかったのだが、ロンドンのイベント情報誌Timeoutを眺めていたら、「Hiromi + Ronnie Scott All-Stars」の文字が目に飛び込んできた。
ライブ2日前の出来事である。

むむっと思い、下の説明を読んでみると、以下のような記述。

「Brilliant, brainiac fusion and high energy jazz from exuberant, gifted Japanese pianist Hiromi. Support from mainstream outfit featuring many fine British players.」



もしやと思い、上原ひろみのツアー日程を調べると、やはり、10/29はロンドンとなっている。
彼女はフジロックにも出演しており、その時のパフォーマンスがすこぶる評判が良かったのと、個人的にもアルバムを結構聴き込んでおり、一度はライブ行ってみたいなぁと思っていたところである。
これは行かない手はない。

ただ、事前にチケットも買わず、果たして入れるのか?日本だったら、まず無理だろう。
しかし、ここはロンドン。まず、ロンドンで彼女の知名度がどれくらいあるのか知らない。しかもこの日は日曜日。
会場は、ロンドンでも有名どころのジャズクラブ「Ronnie Scott」。
大御所がニューヨークから来て演奏するような大き目のハコである。

お客さん入るかなぁと余計な心配をする一方、満員だと入れないなぁと思いつつ、とりあえず現地へ直行。
会場18時半と書いてあったが、メインは9時過ぎから演奏を開始するとどっかに書いてあったので、20時頃行ってみた。
すると、人が何人か入り口で待っている。聞くと、どうやら満員御礼らしい。(中に入っていく人を見ていると、やはり日本人が結構いる模様)
ただし、30分毎に、空き席をチェックして、空いてれば中に入れてくれるという話。とりあえず待つことに。

待っている間、店の前に張り出されているポスターを眺めていると、「HEROMI」の文字が目に入る。(上から2番目、左から2番目)
上原ひろみ1

ん???

念のため言うが彼女の名前は「ひろみ」、ローマ字で書くと「HIROMI」である。

おいおい、名前間違えてんじゃねーか!!

あり得ない・・・主役の名前を間違えるなんて・・・
果たして彼女はこの事実に気付いていたのだろうか。。
英語風に発音すると、「HIROMI」→「ひろ~み~」→「ひぃろ~み~」→「ひぇろ~み~」→「へろ~み~」→「HEROMI」。

いや、断じて違う。
というか、事前に誰も確認しなかったのか。。
Ronnie Scott、そこら辺どうなのよ!?

そうこうしているうちに、入り口のごっつい黒人のにーちゃんが席が空いてることを確認し、中へ入れてくれた。ふぅ。
入ると、既に演奏が始まっている模様。話が違う。が、まだ演奏の最初の方だったようなので、とりあえずOK。というか入れただけラッキーか。

演奏は、ひろみ嬢のピアノ、後はベースに、ドラムとオーソドックスな陣形。
黒いドレスに身を包み、髪をアップにして、ダイナミックにピアノを弾くひろみ嬢。ワンダフル!!

店内は、ステージを円く囲み、真ん前にBIP席っぽいテーブルがいくつか、その外は枠で囲まれ、その外にテーブルがそれを囲むようにあり、さらにその外に細長いテーブル(大学にあるようなやつ)がある。
自分らが通されたのは、ひろみ嬢の少し斜め後ろの細長テーブル。
ほとんど顔は見えないが、その代わりに指の動きがよく見える。
距離的にはすごく近い。素晴らしい。
(写真はライブ終了後の写真。左端がピアノ、奥がドラム、柱の向こうにベースがいた)
上原ひろみ2

ただし、一つだけ問題があるとすると、なぜお前はそこにいる的な柱が邪魔でベースがすっぽり隠れてしまい、ほとんど見えない。
渋谷クワトロDCPRGを観た時も全く同じことを考えた。
本当になんでそこに柱があるんだ!!

まぁ、仕方ない。

しかし、彼女の演奏がすごい。最初の曲からゾクゾク鳥肌立ちまくり。
Emotional」とか「Passionate」とかそういう形容詞がよく似合う。

後ろから見ているので、指の動きがすごくよく見えるのだが、なんであんなに指が動くのだろうか。自分なら間違いなく指がつるだろうと思われる超人的な指捌き。時折見せる執拗なシンコペーション。(のだめで覚えた表現)
乗ってくると、立ち上がったり、叫んだり。そして笑顔。この人、本当に楽しそうに演奏する。

ドラムの人も、何とも言えない表情で叩いている。
もうだめ~みたいな表情、眉間にシワ寄せてトリップしているような表情。
とにかく気持ち良さそう。
こういうのを見ると、自分も楽器やっとやっときゃよかったとか思ってしまう。

それで、彼女の曲はノレる曲が多いので、自分はノリまくっていたのだが、たいていの人はじっと見守っている感じだ。時折自分と同じくノリまくっている人がいる程度。
おもしろかったのが、前に座っていた夫婦のうち、おばちゃんの方がすごくノリたそうなのだが、ぐっとこらえている。どうやら旦那に笑われるのが恥ずかしいらしい。(途中大爆笑されて、しゅんとなっていた。かわいい。)いや、そこはノッていいんだよ、感情を解き放て!

自分はというと、調子に乗ってワインボトルでオーダー。つまみはひろみ嬢のピアノ。これ以上のつまみはない。いやぁ、最高です。来てよかった。ロンドン来てよかった。イギリス来てよかった。

途中20分程のブレイクを挟み、22時半には終了。
店内に明かりが付きだす。店は夜中の3時までオープンしてると書いてあったのだが、どうやら日曜は早くクローズするらしい。

ワインを飲み干し、店を出ようとすると、なんとひろみ嬢が出口でお出迎え。結婚式の2次会のようだ。
もちろん、ツーショット写真を撮り、サインももらい、握手もばっちり。
そして、あのダイナミックな演奏を生み出している手の写真を撮らせてもらった。これはある意味貴重な写真である。(本人了承済み)
上原ひろみ3

ここでの他のライブを知らないのでなんともいえないが、この日は盛り上がっていたと思う。
だが、実際どのくらいロンドンの人に、上原ひろみの演奏が受け入れられたか?
特に、ジャズというフィールドを越えたファンキーな「Return of Kung-Fu World Champion」(一番最後に演った)は、どう感じたのだろうか。
恐らく若い人にはすんなり受け入れられるような気がするが、耳の肥えた年配の方はどう思ったのだろうか。
自分はそんなにジャズに詳しいわけでもなく、長年ジャズ聴いているような人でもないので、よく分からない。

しかしアウェーでがんばってる日本人。もっと彼女を応援したくなった。
そして、若い彼女が、今後どういうジャズ・ミュージシャンとして育っていくのか、同年代(といっても年下だけど)の人間として、陰ながら見守っていきたい。

Listening to "Spiral" by 上原ひろみ

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