Dance Dance Dance - イギリス生活奮闘記 -

踊るんだよ。踊り続けるんだ。音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。音楽の続く限り。

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イギリス夏フェス情報 2008

今年も夏フェスの季節がやってきた。

イギリスでは毎年夏、数え切れないくらいのフェスが開催されるが、その中でもメジャーなフェスが、グラストンベリー・フェスティバルGlastonbury Festival)、V フェスティバルV Festival)、そしてレディング・フェスティバルReading Festival)である。

分かりやすく言うと、グラストンベリーが、日本で言うフジロック、そしてVレディングサマソニ的な位置づけである。(実際、日本の両フェスは、イギリスのそれらを参考にして作られたようだ)

で、フェスの最大の醍醐味が何かと言うと、当然、開催前のラインナップ発表、そして、その発表前にラインナップを予想したり、あーだこーだ言ったり、タイムテーブルを見ながら、うーむここはどっちを見に行こうなんて考えることである。

それで、その気になる今年のラインナップだが、今のところ(噂も含めて)こんな感じである。

グラストンベリー・フェスティバルGlastonbury Festival
Headliners: Kings of Leon, Jay-Z and The Verve
The others: Massive Attack, Elbow, Hot Chip, Fat Boy Slim, CSS and so on.


V フェスティバルV Festival
8/16
V STAGE - MUSE - STEREOPHONICS - THE KOOKS - MAXIMO PARK - ALANIS MORISSETTE - THE FUTUREHEADS

CHANNEL 4 STAGE - THE PRODIGY - THE PIGEON DETECTIVES - NEWTON FAULKNER - THE HOOSIERS - DUFFY - SHED SEVEN

JJB ARENA - IAN BROWN - THE POGUES - JAMIE T - THE TWANG - SUGABABES - DAVID JORDAN

8/17
V STAGE - THE VERVE - KINGS OF LEON - AMY WINEHOUSE - LENNY KRAVITZ - THE FEELING - GIRLS ALOUD - SQUEEZE - ONE REPUBLIC

CHANNEL 4 STAGE - KAISER CHIEFS - THE ZUTONS - THE VIEW - REVEREND AND THE MAKERS - SCOUTING FOR GIRLS - AMY MACDONALD - THE COURTEENERS - THE RIFLES

JJB ARENA - THE CHEMICAL BROTHERS - THE CHARLATANS - HOT CHIP - TRAVIS - ROBYN


レディング・フェスティバルReading Festival
8/22(Reading): Rage Against the Machine, Queens of the Stone Age, The Fratellis and so on.
8/23(Reading): Killers, Bloc Party, The Raconteurs and so on.
8/24(Reading): Metallica, Tenacious D, Slipknot and so on.
(詳細は本家サイト参照)



ちなみに、Vは既にチケットが発売されており、通常チケットは「即完」だったようだ。
と人事のように書いているが、実はちゃっかりM氏にお願いして、ゲットしてたりする。

ちょうど発売開始が金曜日だったので、仕事で忙しいということもあり、M氏にお願いしていたのだが、それでも苦戦し、通常チケットではなく、キャンプ付きのチケットをようやくゲットできたというのが実際のところだ。
お値段1枚150ポンドちょいと決して安くはないが、やっとMuseが観れるし、他にも楽しみなメンツが揃っているので、まぁよし。

どうでもいいが、MuseのMattが、NMEのインタビューの中で、「Vでは、お客さんの上に大きなUFOを飛ばせたいと思っている」という本気なのか冗談なのかよく分からないコメントをしていたが、個人的に結構本気なんじゃないかと思う*笑

レディングも既にチケットが発売されていて、以前の日記「よっしゃ!Rage Against The Machineが観れるぞ!!」で書いた通り、Rageの出る一日のみゲット。
3日目のTenacious Dはかなり観たいのだが、レディングを3日行くとなると、それなりの体力とお金が必要となってくるため、泣く泣く断念。(それにしても3日目は濃いメンツだ)

上記とは別に、毎年評判の良い、T In The Parkというスコットランドで開催されるフェスがあるのだが、こちらのラインナップがまた凄まじい。

Headliners: The Verve, Rage Against The Machine, REM
The others: Stereophonics, The Fratellis, Kings of Reon, The Kooks, Primal Scream and so on
詳細なラインナップはオフィシャルでチェックすべし。



かなり魅力的なメンツでスコットランド遠征も真剣に考えたのだが、気付いた時にはチケットは発売されていて、当然のごとく売り切れていた。。


と、こうしてラインナップを並べてみると、結構かぶっていることに気付く。
特にVerveKings of Leon。お前ら出すぎじゃねぇの?というくらいの荒稼ぎっぷり。
Verveに至ってはアメリカのCoachellaにも遠征し、日本のサマソニにも出演する模様)


こうしてみると、ラインナップ的にはグラストに魅力をそこまで感じないのだが、グラストの真の魅力はあの雰囲気(それがたとえ過酷な天候であったとしても)にあると思っているし、そして去年実際に行って、そう感じてきた者としては、やはり今年も「参戦」の2文字である。

今年のチケット争奪戦は予想に反して楽勝で取れてしまったのだが、とりあえず、楽しみである。

尚、今年のヘッドライナーの一人にJay-Zの名前が挙がっているが、実はこのグラストが開催される週末の6月29日(日)にLinkin Parkと一緒にThe National Bowlという郊外でギグをやることになっている。
Jay-Zのステージは恐らく前日の土曜日。

ということは、もしかしてもしかすると・・・

期待したい。


つか、金がもたん・・・

UK-Japan 2008 WEBサイトに本記事が掲載されました。

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Listening to "Once Upon a Time in the West" by Hard-Fi
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タダ!?行くっきゃない!4/27 Love Music Hate Racism Carnival。そして久しぶりのたこ焼きパーティー

先日、Get Cape Wear Cape Flyのライブに行ったのだが、その帰りに気になるチラシをもらった。
LoveMusicHateRacismCarnival

よく見ると、Love Music Hate Racism Carnivalというフェスティバルのチラシで、なかなかのメンツである。

そして、特筆すべきは、これが「FREE」、つまり「無料」なのである。
これだけのメンツで、これが無料というのがすごい。

このフェスを主催しているのは、アンチ・レイシズム、つまり差別反対の団体なのだが、当然これだけのメンツを集めて、フェスを開催するためには、それだけの資金がいる。

Webでは、募金を呼びかけており、当日も無料と言いつつ、募金を半ば強制的に強いられる可能性はあるが(去年行ったショーディッチもそうだったようだが、フェンスを乗り越えて入ったため、自分はそれを知らず、その事実を後から友人に聞いて知った)、それでもこれは行っておきたい。

BabyshanblesPete Dohertyは、現在ムショ暮らしだが、まぁそれはよし。

とりあえず、ロンドン在住の皆様、来週日曜日(4/27)に現地でお会いしましょう。
天気がいいとうれしいのだけど。


上記とは全く関係ないが、今日は自宅でたこ焼きパーティーを開催。
日本でも結構自宅開催はやっていて、好評だったのだが、日本からわざわざたこ焼き用の鉄板を郵送してもらい、それとアルゴスで購入したカセットコンロでついにここロンドンでも実現。

いやぁ、久々のたこ焼き。うまかった。。。そして楽しかった。。

そして、今日はたこ焼きにキャベツを入れるのは邪道だということが分かった。
今まで、ずっとキャベツは入れるものだと思ってきたのだが、今日関西人のM氏の指摘により発覚。
そうだったのか・・・

そのM氏の活躍もあり、過去最高のたこ焼きになったかもしれない。
うまかった。最終的に50個くらい食べたような・・・
たこ焼き3たこ焼き1たこ焼き2

近い将来、グラストでたこ焼きの屋台を出店するのもありかと(若干真面目に)検討中。
なんつっても材料費安いし、12個4ポンド、20個5ポンドとかで売れば、相当儲かるような気がしている。

とまぁ、それは置いといて、たこ焼きパーティー、また是非第2回もやりませう。

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Listening to "Last Night" by Moby
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人員不足て・・・

ロンドンの地下鉄があてにならないことは、ロンドン在住の人にとっては、いわば「常識」である。

理由は色々あるが、ほぼ毎日のようにどこかの路線が止まったり、遅れたり。
朝のBBCのニュースで、交通情報を教えてくれるのだが、たまに何の問題もないと、「今日はGood Newsがあるのよ」とうれしそうな顔で教えてくれる。

そして、止まる理由で、よく目にするのが、「信号機故障」とか「工事」とか。
この工事とかいうのも曲者で、ひどいときは半年くらいその駅に停まらなくなってしまったりする。

だが、この手の理由は、まだ理解できる。
そもそも、ロンドンの地下鉄は、一部は100年も前に作られたものだから、もうかなりガタがきているといってよい。かといって、大々的に作り直しということもできない。なので、そこをだましだまし使っているため、よく壊れたり、問題が起きる。

以前どこかで聞いた話だが、内部事情を知る地下鉄職員の話では、「あんなものいつ事故るか分からないギリギリのところで走ってて、普通に走っているのがほとんど奇跡だ。」みたいなことを言っていたとか、言わないとか・・・*汗

東京でも特に朝はよく止まっていたが、「人身事故」がやけに多かったと記憶している。
それはまた違う意味でよろしくないのだが・・・


で、地下鉄の話に戻すと、たまに見慣れない理由で電車が止まる事がある。
それは・・・

Staff shortage

直訳すると、「人員不足」。
って、おい!

そう、この国では、こんなふざけた理由がまかり通る。
誰かが風邪をひいて、「すんません、今日風邪ひいたんで休みまっす!」とでも連絡を入れてきたのだろうか?
それに対し、何の予備人員も確保していないのだろうか?

しかし、ロンドンにしばらく住んでいると、こんな理由でも、「やれやれ」で済ませてしまうようになってくる。(恐らくそうでない人は、この国には住めない)

また、自分は遭遇したことはないが、「」ではなく「車両不足」という素晴らしい理由で電車が来なかったりすることもあるらしい。
もはや意味が分からない・・・


そして、先日、ある人から、さらに上をいくトラブルの話を聞いた。

その人は、BA(British Airways)で日本行きのチケットを予約していたらしいのだが、フライトの前日に「あなたが予約していたフライトがキャンセルされました」と電話がかかってきたらしい。

そして、その理由が・・・

Staff shortage

って、おい!

って、おい!!!

どんだけ、ギリギリの体制で臨んどんねん!!

操縦士が集団食中毒にでもかかったのだろうか・・・
まさか、風邪とかじゃないだろうな。。いや、二日酔い?でも全部あり得るから怖い。。。

結局その人は別の日のフライトをまた予約するハメになったらしいのだが、「これだからブリティッシュなんとかという名前の会社は信用できねぇんだよ!」と豪語していた。
そして、深く頷いてしまう自分がそこにいる。

つい先日も、ヒースロー空港に新しくターミナル5が華々しくオープンしたと思いきや、荷物管理システムがトラブって、結局初日からかなりの便がキャンセルし、思いっきりずっこけたことは記憶に新しい。

そして、このターミナル5BABritish Airways)が独占的に使っているターミナルであり、管理しているのはもちろんBAABritish Airports Authority)である。

あぁ、ブリティッシュ・・なぜ、貴方はそんなにブリティッシュなの・・・?

まさに、起こるべくして起こったトラブルである。
その失敗、一昨年のクリスマスの霧大発生の時もやったし、その後もなんかトラブってたよね?
どうして、そう進歩がないんすかね。。。

その時のBA(かBAAのどっちか)のスポークスマンが吐いた「今がんばって対応しているから、今後トラブルも収まってくると思うけど、でも、しばらくは保障できないっす」というコメントがまたなんというか・・・ため息しか出てこない。。


このトラブルのおかげで、予定していた、このターミナル5がどんなに快適で素晴らしいかをアピールするCMは一時?取り止めになったらしい。
まぁ、その状態でそのCM流したら、その根性を褒めてあげたかったのだが、さすがに常識はあるらしい。

先日久しぶりに飲んだジェームスにこの話をしたところ、イギリス人ですら、「電車はまぁ普通だけど、飛行機はさすがに聞いたことないね」と言っていた。。


もうすぐでこちらへ来て2年になろうとしているが、改めて・・・イギリス恐るべしである。

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Listening to "Urban Hymns" by The Verve
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俺は公共の交通機関が嫌いなんだ!!

これは去年の暮れ、とある日の深夜、バスに乗っていた時のことである。

一人の白人の40代くらいの男性が、バスの1Fの最後部座席に後ろ向きで座りながら、電話していた。
深夜といえど、周りには大勢の客が乗っており、自分はその2つ前の座席に座っていたのだが、その男の話し声が妙に耳に付いた。

だから、もうしっかり頼むよ。俺、今公共のバスに乗ってんだぜ!?ちゃんと手配してくれないと困るよ!

恐らく、どこかのお偉いさんか誰かが、仕事か何かでロンドンに来たのに、迎えが来なくて、渋々バスに乗って移動しているといったところだろう。

その男は電話を切った10分後くらいに、また電話をかけ、しかも同じような内容のことをしゃべっていた。
そして、かなりストレスがたまっているらしく、声はどんどんヒートアップ。

だから、俺、公共の交通機関なんか普段乗らないし、はっきり言って嫌いなんだよ。なんで俺が公共の交通機関に乗らないといけないんだよ!マジで勘弁してくれよ、ほんともう、ちゃんとしてくれないと困るよ!まったく!!

えーっと、ここにいる人、皆公共の交通機関に乗っている人なんですけど・・・

皆の視線がその男に集中する。

自分も後ろを振り返り、その男の姿を確認した拍子に、隣に座っていた身なりのいい上品な50代くらいの女性と目が合い、お互い「やれやれですな」という微笑を交換しあう。

しばらくして男が電話を切ると、若い黒人の女子高生らしき女性二人組みが半分冗談交じりに言葉を放った。

公共の交通機関のどこが悪いのよ!?全然いいじゃん!!

自分も含めた周りの人々もくすくすっと笑う。恐らく周りにいた全員が同じ気持ちだったに違いない。
なんというか、別に怒ってはいないけど、よくこの場でそんなことを大声で言えるなと半分あきれていたというのが正しいかもしれない。
そして、その気持ちを代表して、この女子高生が躊躇なく言葉を放つ、その姿勢が実に小気味良かった。

いや、だって、俺生まれてこのかた、ほとんどこういう公共のバスとか乗ったことないし・・・

ちょっと押され気味だったが、必死に自分の正当性を主張していた。しかし、ここはその公共のバスの中。この男にとっては、「完全アウェー」である。
これが、ウェストハムが負けた日に、そのサポーターがたくさん乗っている帰りのバスだったら、この男は生きてはいまい。


家の近くのバス停に近づいた時に、男は、三度、先と同じような電話を始めた。
あきれて物も言えないとはこのことである。

自分が席を立つ瞬間、同じくバスを降りるために立った隣の淑女と目が合い、お互い笑顔で肩をすくめ合い、そして一緒にバスを降りた。


ロンドンでは、日本に比べて、こういう見知らぬ人とのちょっとしたコミュニケーションが巷に溢れていると思うが、そういう人とのささいな触れ合いが結構気に入っている。(迷惑な場合も結構あるが)

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Listening to "The Fall of Math" by 65 Days of Static
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カンタベリー物語4 - 熱海とドーヴァー海峡

長かったカンタベリー旅行ネタもこれで最後。

カンタベリーCanterbury)からドーヴァーDover)までは、電車で30分くらい。
田舎から田舎へ移動するだけなので、途中の景色はほとんど緑。目に優しい。

そして、ドーヴァーの駅を出て、最初に頭に思い浮かんだ感想は、「んー、何もない・・・」である。
というか、まず駅から街の中心地まで少し離れているため、どこへ行けばよいのかが分からない。

遠くの高台にドーヴァー城が見えるので、とりあえず、その方向へ歩くこと15分。
街の中心地らしきストリートへ出る。

しかし、この日はEaster Monday
店はほとんど閉まっており、人気もほとんどない。
自分らと同じように観光しているような人は見当たらず、いるのは、地元の人ばかり。

かなり場違いである。

この時、ドーヴァーに純粋に観光しに来る人はあまりいないのではないかと思った。
船でフランスへ渡る人はともかく、観光といえば、ドーヴァー城くらい。あとは海か。

そもそも、なぜドーヴァーにきたか。

自分の頭の中では、「ドーヴァー」=「ドーヴァー海峡」。
何かこの「海峡」というのが、良い響きで、とりあえず、行ってみたいという想いが以前から漠然とあった。
このカンタベリー旅行の計画中に、自分がその足でついでにドーヴァーまで行くという案を出した時は、相方はあまり興味を示していなかったのだが、独断でドーヴァー行きを決めた。

そして、それはあまり良い決断ではなかったことが、この時やっと分かった。
海峡を見たければ、ジブラルタル海峡へ行くべきだったのだ。

イースターに来たのが悪かったのか、来た季節が悪かったのか、とにかく活気がない。
留学を開始したのが冬だったら、Devon(というかPaignton)もこんな感じだったのだろう。

とにかく街にいても寂しさが募るばかりなので、とりあえず海岸へ向かう。
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そして、いっそう寂しさが募る・・・

なぜか切ない・・・

何かこう「寂れている」というのが正しいかもしれない。

そして、その寂れ具合に、なぜか熱海を思い出してしまった。

なぜこのイギリスのドーヴァーを訪れて、日本の熱海を思い出してしまうのか理解に苦しむが、街の寂れた感じ、そしてこの哀愁漂う感じが熱海を訪れた時に感じたそれと似ているのだ。

しかし、熱海には「温泉」という素晴らしい切り札がある。

そして、ドーヴァーにあるのは・・・「海峡」。

・・・う、うれしくねぇ。。。

海岸沿いの街に多いカモメがここでも大繁殖。都会でいうハトだ。
誰か知らないがえらい人の銅像もカモメにかかれば、ただのピエロに成り下がる。
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夏の暑い時期ならまだしも、この冬一番といってもいいくらいのこのクソ寒い時期に、この人気のない寂れた海岸にいても、涙が出てくるだけなので、この街唯一の見所と言っていいドーヴァー城へ向かうことにする。
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中心地から歩いていけないこともないが、何せ高台の頂上にあるので、若干厳しい。
というわけで、バス停へ向かい、時刻表をチェックすると、週末の運行は2時間に一本くらいの間隔。

半分やる気をなくしつつも、バス停付近にある公園やその周りを散歩。
公園の傍に教会(とお墓)があり、ちょっとした存在感を示していた。
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この日寒かったのだが、天気がよいのがまだ唯一の救いだと思っていたのに、急に空が曇り始め、軽く雨が降ってくる。

さらにやる気をなくす。

そして、KFCへ入る。。。(実は結構食べたかった)


田舎にいる若者達。

公園でスケボーやローラーブレードの練習に勤しむ男子達。

それをおしゃべりしながら眺める女子達。

どこの田舎もさほど変わらない。

KFCでチキンを頬張りながら騒ぐ若者達を見て、そう思った。
この若者達にとって、この世界が全てなのである。

自分も田舎育ちなので、こういう光景を見ていると、どこか懐かしくもあり、切なくもある不思議な感情が湧き出てくる。


結局、この日ドーヴァー城へ行くことはなかった。

あの高台からドーヴァー海峡を眺めたかったとしきりに悔しがってた相方をなだめ、近くの博物館をじっくり見物した後、帰りのバスの時間までパブで一杯やることにした。

どうせなら、イギリスを楽しもうということで、普段は飲まないエールを注文する。
カウンターの兄ちゃんに「どれがうまい?」と聞くと、「これかな。飲む?」と言って試飲させてくれた。
結局、全てのエールを試飲した(んかい!)後、兄ちゃんお勧めのエール(名前忘れた)ともう一つ違うやつを注文。

周りには観光客は皆無。そしてもちろん日本人も皆無。
ロンドンではほとんどないが(郊外では結構ある)、ここでは、中へ入っただけで、皆がちらりと自分達の顔を見る。
そこにあるのは紛れもないイギリスのローカルな空間で、自分達が「よそ者」であることを否が応でも実感させてくれる。


今回の旅行、好奇心を激しく刺激するようなことはなかったが、パブと一体となった宿に始まり、イングリッシュ・ブレックファスト、そしてこの小さな田舎に暮らす若者達。
何かこう「イギリス」そのものを見て、感じることができたそんな旅行だったような気がする。


ロンドンではまずお目にかかれない、透き通った川の水が、忙しい毎日に疲れた心を癒してくれた。
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カンタベリー物語 - 完

UK-JAPAN2008 WEBサイトに本記事が掲載されました。

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Listening to "娯楽(バラエティ)" by 東京事変
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カンタベリー物語3 - イギリスの朝食と城壁

えー、今日ちょっとうれしいことがあったので、酔っ払って書いております。

カンタベリー2日目。

この宿を予約した時に、自分が注目していたのは、「Full English Breakfast(一般的にはFull Breakfast)」である。
(というか、どっかのホテルでゆっくり「Full Breakfast」を食べたいというのが、この旅の第一目的であり、相方にそういうホテルを探すように依頼したと言うのが正しい)

というのも、自分は結構このメニューが気に入っており、イギリスではご用達のチェーン店パブ「Weatherspoon」(日本で言う白木屋的存在か)で食べれるFull Breakfastがお気に入りだ。

ちなみに、以前、友人の旦那のイギリス人が作ってくれた本物の「Full Breakfast」はかなりおいしかった。そのうち是非挑戦したい(させたい)。

この「Full Breakfast」の一般的なメニューとしては以下が挙げられる。
・ベーコン
・ソーセージ
・目玉焼き
・ベークド・ビーンズ
・焼きトマト
・炒めたマッシュルーム
・トースト

ディナーに出てきてもいいくらいの、もうコテコテの油ギトギトの料理で、どこが朝食やねん!という感じのメニューだが、古き良きイギリス人の日曜日は、お昼近くの朝にこの「Full Breakfast」をゆっくり食べながら、分厚い新聞をじっくり読むことから始まる。(そして恐らくそれで終わる・・・)

そういう自分はこういう油っぽい料理は大好きで、もうこの「Full Breakfast」はストライク・ど真ん中である。(早死にしそうだ)


で、次の日の朝、待ってましたとばかりに、早速1Fのパブへ朝食を食べに行く。
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先客はいたものの、夜とは違い、静かで爽やかである。
夏ならば、是非、外のテラス席で朝食を取りたかったが、このイースター中は、雪が降るほどの極寒で、恐らくこの冬一番くらいの寒さだったので、おとなしく窓際の席を陣取る。

窓からは前の日に訪れたカンタベリー大聖堂が遠くに見える。
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若いアルバイトの女の子(イギリス人にしてはめずらしく愛想がよく、気がきいていて、しかもすらっとした金髪の美人だったので、かなり高感度アップ)が注文を取り、もちろん「Full Breakfast」(ここイギリスにおいてContinental Breakfastは邪道である)をオーダー(料金は宿泊代に含まれている)。

その間、コーヒーを飲みつつ、置いてあった日曜日版の分厚い新聞紙を読みつつ待つと、ほどなくして、料理が運ばれてきた。
そして、それは、自分が期待した通りのパーフェクトな「Full Breakfast」だった。
(是非、写真を拡大して見て頂きたい)
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個人的に大好物のハッシュド・ポテトもあり(ちなみに、自分は朝マックのハッシュド・ポテト最高派である。そんな派閥があるのかどうかは知らないが)、かなり大満足、かつ大満腹な朝食であった。
(写真には載っていないが、トーストももちろん付いてきた)

そして、この時、ようやく前の晩にイギリス料理を食べながら考えた「また食べたいと思えるイギリス料理はあるのか?」についての解が出た。
そう、それはこの「Full Breakfast」だったのである。

かの有名な「フィッシュ&チップス」も個人的には好きなのだが、これは店によって結構当たり外れがあるし(まぁ、自分の場合、たいていOKだが)、それほどまた食べたいとは思わせてくれない。

しかし、この「Full Breakfast」に限っては、また食べたい(正確には「また食べてもいい」)と思ってしまう。何の変哲もないメニューだが、個人的にイギリス料理でおいしいと思える食べ物を挙げるとしたら、この「Full Breakfast」しか思い浮かばない。

イギリスの有名な小説家だったSomerset Maughamは次のような言葉を残している。

The best way of dining well in England was to eat breakfast three times a day.


もう、何回も頷いてしまうほど、I think so tooである。

ちなみに、ロンドンでは「ケバブ」という、日本の飲んだ後のラーメンに匹敵する魅力的な食べ物(これはマジで最高)が存在するが、残念ながらこれはイギリスの食べ物ではない(実際はトルコの食べ物。本物と比べるとロンドンで食べれるものはちょっと違うが)。

と、ちょっと食べ物に熱くなってしまったが、この優雅な朝食を終え、この旅の目的の半分は達成されたと言ってもよいくらいの満足感を得た。
ちなみに、パブには、ビールはヘルシーなんだ!的なビールの健康的正当性をアピールするような内容のことが黒板に書かれていたので、思わず写真に撮ってしまった。
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朝食後、この日は次の目的地ドーヴァーDover)へ電車で移動する予定となっていたのだが、多少出発まで時間があったので、駅の近くをぶらぶらして時間を潰す。(寒かった・・・)

写真はこのカンタベリーを囲む(といっても街の半分だけだけど)城壁。
(と言っても周りは普通の道路で、車がびゅんびゅん走っているのだが)
Canterbury11Canterbury12

最終章、ドーヴァー編へ続く。

UK-JAPAN2008 WEBサイトに本記事が掲載されました。

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Listening to "Searching for the Hows & Whys" by Get Cape Wear Cape Fly
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